提案内容

「学生の手でもうひとつの大学を作るunUnversityの試み」
 
いよいよ新しい校舎CS-Plazaが完成します。そして大学にはもうひとつ新しい場所が出現します。みなさんが毎日食事するカフェテリア。新しい食堂がCS-Plazaにオープンすると、あの円形の建物は何もない大きな空間として残るのです。
その場所を、どう利用するか?私は、そこに学生が自分たちの手で「もうひとつの大学」を作り上げてほしいという、いささか無謀な構想を抱きました。
 あの広いスペースを拠点として、領域を越えた発表やシンポジウムを行う。制作やワークショップ、パフォーマンンスや音楽、ゲストを招いて自分たちの企画する授業を行う。学生が学生自身の手でそれらを企画し、運営する。そういうことは不可能だろうか?
学生の自主的な実験工房。それを仮にCS-Labと呼んでみたいと思います。2011年度のスタートへ向けて、私は学生のみなさんとCS-Labの構想を作り上げたい考えています。この構想に関心を抱いた人は集まってください。共に、刺激的な場所をつくり出すための話し合いを始めましょう。

-東京造形大学 学長 諏訪敦彦-

2011/05/03

池上研(東京大学)×CS-lab(東京造形大学)主催公演情報!


<公演情報>


協力:大海研究室(東京工芸大学)、ペンと点(東京造形大学)、FOSTEX COMPANY
主催:池上研究室(東京大学)× CS-Lab(東京造形大学)


『群れが生きのびている。私を抱えて、離れて。』

http://leiruharantvideo.blogspot.com/2011/04/blog-post.html


日時 : 2011.5.14(14:00-15:30 / 18:30-20:00)、15(14:00-15:30 / 18:30-20:00)

※15日は20:00以降に出演者によるアフタートークがあります。


場所:3331 Arts Chiyoda / 1F メインギャラリー


定員:各回定員60名(要予約)


料金:2000円(料金の50%は東北関東大震災の義捐金として寄付されます。


予約: こちらから


Direction by EPE < 池上高志 × 大谷能生 × 河村美雪 >

出演:大谷能生(批評家・音楽家)、河村美雪(美術家)、Sound Swarm

Sound Swarm Direction by 池上高志(東京大学/複雑系科学)
Programming 大海悠太、松本昭彦、丸山典宏


音響 半澤公一(innovation)
制作 渡辺タケシ(東京ふつうの人新聞)


Sound Swarm × Performance
Sound Swarmはリアルタイムに録音されたサウンドと大量のサウンドファイルが、まるで生き物のように、自律的に相互作用しながら群れを作り、仮想空間を動き回るシステムです。この作品はSound Swarmの意識を構築し、その意識と遊ぼうとするものです。いサウンドファイルは古い記憶であり、新しいサウンドファイルは新しい記憶です。古い記憶が新しい記憶と交わって変容していきます。
Sound Swarmの作る群れと批評家・音楽家である大谷能生が言葉、音楽、身体のしぐさによってセッションする。それは、記憶が記憶を呼び起こし、自らの身体運動によって記憶を変遷させていくダイナミックな構造になります。パフォーマンスは音とドキュメンタリー文学の二つの顔を持った世界の渦中へ観客を誘います。それはその時、その瞬間にしか生まれない誰かの意識にアクセスすることになります。