提案内容

「学生の手でもうひとつの大学を作るunUnversityの試み」
 
いよいよ新しい校舎CS-Plazaが完成します。そして大学にはもうひとつ新しい場所が出現します。みなさんが毎日食事するカフェテリア。新しい食堂がCS-Plazaにオープンすると、あの円形の建物は何もない大きな空間として残るのです。
その場所を、どう利用するか?私は、そこに学生が自分たちの手で「もうひとつの大学」を作り上げてほしいという、いささか無謀な構想を抱きました。
 あの広いスペースを拠点として、領域を越えた発表やシンポジウムを行う。制作やワークショップ、パフォーマンンスや音楽、ゲストを招いて自分たちの企画する授業を行う。学生が学生自身の手でそれらを企画し、運営する。そういうことは不可能だろうか?
学生の自主的な実験工房。それを仮にCS-Labと呼んでみたいと思います。2011年度のスタートへ向けて、私は学生のみなさんとCS-Labの構想を作り上げたい考えています。この構想に関心を抱いた人は集まってください。共に、刺激的な場所をつくり出すための話し合いを始めましょう。

-東京造形大学 学長 諏訪敦彦-

2012/07/25

映画領域 3年必修「映像表現3」課題発表大会

講師の飯名です。
映画領域 3年必修「映像表現3」の発表の様子です。
今年は、演劇的な作品が多いかな。

プロセスとしては、、、
1 映像を使ったパフォーマンスを作れ!5分以内!
2 2人1組 今年は男女ペアに。もちろんアミダクジで決める。
3 CS-LABを使ってクリエイションし、発表する。
4 機材は自分がコントロールできるものを用いる(大掛かりで手に負えないものはダメ)

映像の操作技術としては、ISADORAの講習会を行ったが、プログラミングとかに不慣れな場合、ISADORAの習得に時間がかかってしまうので、必ずしもISADORAを用いなくても良い。

昨年は、好きなもん同士チームになれ、という方式でやったところ、とんでもない作品が続出し、それはそれでおもしろかった。エネルギーを感じた。
ところが一方で、内輪受け、仲間受けになってしまってないか?という状況にも陥りがちであって、チーム内での「作品を構成していく」という議論が薄かったかもしれぬ。そこで、今年は、男女ペア。くじで決める、という方式で挑んでいる。まあ、どっちがいいかは分からん。どっちでもいい気がする。教育目的として「構成力」「ロジカルな思考」というプロセスに重きを置くとすれば、今年の方が、「構成」というものが見られる。



授業の目的としては、、、
映画を学ぶ学生にパフォーマンスについて教える、ということなわけですけども、劇映画の中では役者が役を演じるわけで、監督はその役者に現場であーしろこーしろと演出する。その作業というのは、演劇的なライブな現場と同類であって、その場で起こることをコントロールしないといけない。映像の時代になって、編集技術がどどーんとあがって、まあ、編集でなんとかするかな、という効率重視のビジネスモデルに変容し、現場で作品を完成させていく感覚が希薄な印象も受ける。映画も舞台も、ディレクターは集団をコントロールしなくてはいけないし、その場で判断しないといけないし、徹底的に迷わないといけない。現場の仲間がポカーンとしたとしても、ディレクターはその場で解決するまで粘らないといかん。舞台芸術は、その場で巻き起こることを受け入れて行く必要があるから、その臨場感はライブ感のある映画(だとしたら)に必要なことだろう。小学校の学芸会以来、舞台なんぞやった記憶が無い、という映画領域の学生たちを、必修だ、授業だ、教育だ、単位だ、と大人の事情の振りをし、まんまと騙し、パフォーマンスを作らせるのであった。そういう授業。


というわけで、こうなりました。








2012/06/09

ダンスと映画 友の会 照明と撮影

ダンスと映画 友の会
http://www.dance-media.com/videodance/workshop/pg184.html

月1回木曜に、サークルとゼミの間のノリで開催中。
外部、他大学の参加もあり。なかなかおもろい。
造形生にもっと参加してほしいなぁ。

ビデオダンスを実際に制作していくので、映像作家、ダンサー、振付家、カメラマン募集中。

CS-LABにLED照明が導入されたので、非常に便利。








2011/07/22

映画/映像表現3 前期演習発表 後半戦

飯名です。
映画専攻「映像表現3」の課題発表しました。後半戦。

無事終了〜。
改善点は多いものの、そのあたりは次回の講義で総括するとして、今回はこんな感じ。



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youtube|ダイジェスト

2011/07/15

映画/映像表現3 前期演習発表 前半戦

講師の飯名です。
2011年7月14日(木)4限に行った、映画/映像表現3 前期演習発表 前半戦、の様子。

「誰かに捧げる映像を使ったパフォーマンスを作る」という課題。
映像を使ったパフォーマンス、というと、どうも一般的にはデザイン重視のミニマル、エレクトロニカでピコピコなクールビューティーを想像します(しないか?)が、この講義での演習は、なにしろ泥臭い演劇的手法をギンギンに取り入れた内容です。
なので、おしゃれーなメディアパフォーマンスを期待して見に来ると、うげげげ?!となる内容満載で、大変楽しい演習発表です。(21日も後半戦やります。)

★ 次回2011年7月21日(木) 14時00分〜 会場:3-201、3-202(1作品のみ)  
15時00分〜 メイン会場:CS-LAB



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2011/07/08

『映像表現3/前期』+ビデオダンス勉強会

映画領域の講師 飯名です。
『映像表現3/前期』は、映画以外の映像表現を扱う講義です。
7月7日(木)4限 15:00〜 パフォーマンスの発表します。
見学自由!



講義のあとは、国際ダンス映画祭学生監督クリエイション。
参加者と面談中。
これからアイディアとかプロットをかき集めて、映像作家とダンサーとの組み合わせを探る作業開始。








川口隆夫さん(パフォーマンスアーティスト、ダムタイプ)が遊びに来てくださったので、駅前でみんなで飲む。

ダムタイプの作品制作裏話(?!)を聞く、という会に突入。
どうやってあの作品が出来たのか、とか聞くの面白い。

2011/06/24

映画領域専攻『映像表現3』で演習


映画領域の講師 飯名です。
『映像表現3/前期』は、映画以外の映像表現を扱う講義です。
2011年6月23日(木)CS-LABを使って演習中。
2人1組で、誰かに捧げる映像を使ったパフォーマンスを作る、という課題。

本日はこんな感じであった ↓

映画3年生が会議中。

分かりにくいけど、彼は乱舞しています。

空間系エフェクトとノイズギターは、CS-LABだと音がグルグル回って気持ちいい。

チャリンコと映像

竹枠で組んでスクリーン作るんだってさ。
 
振付の練習のようです。


というわけで、何か作ってます。
木曜3,4限なんで、見学したいヒトいたら、ご自由にどーぞ。

2011/06/18

国際ダンス映画祭/学生監督クリエイション

映画領域の飯名です。

2011年6月16日(木)17:30〜19:30 CS-LABで「国際ダンス映画祭/学生監督クリエイション」という勉強会をしました。

詳細→ http://www.dance-media.com/videodance/workshop/pg173.html

第1回目は、プロジェクトの解説と、ビデオダンス作品の上映、をしました。

こんな具合で開催。

 看板は西川くんが手書き。(飯名が看板を忘れたから。)

 うつってる映像は映写テスト用です。


プロジェクター、スピーカー、椅子。機材はそれだけ。
この日は、フランス、アメリカ、イタリアの作品を5本くらい観ました。


ダンス映画(ビデオダンス)というジャンルがありまして、、、要するにダンスをモチーフとした映像作品です。
プロモーションビデオや、記録映像ではなくて、「ダンスが主役の映画」です。

例えば、こういうのです。


これは、ベルギーのダンスカンパニー「ウルティマ ヴェス」の『BLUSH』(2005年)という作品。ダンスの振付家が監督をして作った映画です。
DVD化されているので購入できます。

Ultima Vez   URL  http://www.ultimavez.com/


「国際ダンス映画祭/学生監督クリエイション」では、東京造形大生を監督にして、振付家やダンサーと出会ってもらい、実際にこの「ダンス映画(ビデオダンス)」を製作しようではないか、というプロジェクトです。
月に何度か、CS-LABで勉強会をしながら製作を進めていきます。
全員で1作品ではなくて、監督が10人いれば10作品できます。

監督希望、振付家/ダンサー希望、という感じで、希望を聞きながら振り分けしていって、僕が「この監督のこのプランだったら、このダンサーと組んでやったらおもしろいんじゃないか」という感じで、お見合いセッティング。

映像作家とダンサーが出会う機会というのが、実際少ないわけです。現場でも。
それから、映像作家がダンスのことを知らな過ぎたり、ダンサーが映像のことを知らな過ぎたりということで、実際コラボレーションが上手くいかないことも多い。というか、ほとんど上手くいってない。
映像作ってます、ダンスやってます、というだけでも、どんなテイストの作家かを知らないと、やはりコラボできません。

多くの大学や教育機関でも「映像」「舞踊」という学科はあるけども、その2つがクロスする場が実は無いのです。映像とダンスでは、クリエイションのプロセスも異なるし、使っている言葉も違います。そのためのコミュニケーション能力も必要になってくる。

様々な課題を解決するには、実際に集まってみて、作品を作ってみて、公開してみるのが一番なので、CS-LABを使って開催しようではないか、ということになりました。

というわけで、月1くらいのペースで、開催していきますので、参加よろしく。


この件のお問い合わせは、飯名(Dance and Media Japan/映画領域専攻 非常勤講師)まで。
メール office@dance-media.com

映画領域専攻『映像表現3』で演習

映画領域の講師飯名です。
『映像表現3/前期』は、映画以外の映像表現を扱う講義です。
2011年6月16日(木)CS-LABを使って演習中。
2人1組で、誰かに捧げる映像を使ったパフォーマンスを作る、という課題。

こんな具合 ↓









人の存在感によって変化する空間というのも、また、実は映画の中の役者たちの存在感に繋がることでもあるわけで、映像と身体表現のバランスを考えていけるといいですなぁ。


★CS-LABで使えるカシオのプロジェクターが非常に扱いやすいです。
びっくりするくらい小型ですけど、パワーあります。多少明るくても、ガンガン映写できます。

★移動式パーテーションは、白い壁として使えるから、スクリーンたてなくても、これでOK。ちょっとした劇場空間になります。
平行にならべずに、ちょっと弧の字に壁を立てると、映像空間が一気に立体的に。
ダムタイプの「or」のようだ。がんばれば出来るかも?

ダムタイプ「or」(1997年)