提案内容

「学生の手でもうひとつの大学を作るunUnversityの試み」
 
いよいよ新しい校舎CS-Plazaが完成します。そして大学にはもうひとつ新しい場所が出現します。みなさんが毎日食事するカフェテリア。新しい食堂がCS-Plazaにオープンすると、あの円形の建物は何もない大きな空間として残るのです。
その場所を、どう利用するか?私は、そこに学生が自分たちの手で「もうひとつの大学」を作り上げてほしいという、いささか無謀な構想を抱きました。
 あの広いスペースを拠点として、領域を越えた発表やシンポジウムを行う。制作やワークショップ、パフォーマンンスや音楽、ゲストを招いて自分たちの企画する授業を行う。学生が学生自身の手でそれらを企画し、運営する。そういうことは不可能だろうか?
学生の自主的な実験工房。それを仮にCS-Labと呼んでみたいと思います。2011年度のスタートへ向けて、私は学生のみなさんとCS-Labの構想を作り上げたい考えています。この構想に関心を抱いた人は集まってください。共に、刺激的な場所をつくり出すための話し合いを始めましょう。

-東京造形大学 学長 諏訪敦彦-

2011/06/18

国際ダンス映画祭/学生監督クリエイション

映画領域の飯名です。

2011年6月16日(木)17:30〜19:30 CS-LABで「国際ダンス映画祭/学生監督クリエイション」という勉強会をしました。

詳細→ http://www.dance-media.com/videodance/workshop/pg173.html

第1回目は、プロジェクトの解説と、ビデオダンス作品の上映、をしました。

こんな具合で開催。

 看板は西川くんが手書き。(飯名が看板を忘れたから。)

 うつってる映像は映写テスト用です。


プロジェクター、スピーカー、椅子。機材はそれだけ。
この日は、フランス、アメリカ、イタリアの作品を5本くらい観ました。


ダンス映画(ビデオダンス)というジャンルがありまして、、、要するにダンスをモチーフとした映像作品です。
プロモーションビデオや、記録映像ではなくて、「ダンスが主役の映画」です。

例えば、こういうのです。


これは、ベルギーのダンスカンパニー「ウルティマ ヴェス」の『BLUSH』(2005年)という作品。ダンスの振付家が監督をして作った映画です。
DVD化されているので購入できます。

Ultima Vez   URL  http://www.ultimavez.com/


「国際ダンス映画祭/学生監督クリエイション」では、東京造形大生を監督にして、振付家やダンサーと出会ってもらい、実際にこの「ダンス映画(ビデオダンス)」を製作しようではないか、というプロジェクトです。
月に何度か、CS-LABで勉強会をしながら製作を進めていきます。
全員で1作品ではなくて、監督が10人いれば10作品できます。

監督希望、振付家/ダンサー希望、という感じで、希望を聞きながら振り分けしていって、僕が「この監督のこのプランだったら、このダンサーと組んでやったらおもしろいんじゃないか」という感じで、お見合いセッティング。

映像作家とダンサーが出会う機会というのが、実際少ないわけです。現場でも。
それから、映像作家がダンスのことを知らな過ぎたり、ダンサーが映像のことを知らな過ぎたりということで、実際コラボレーションが上手くいかないことも多い。というか、ほとんど上手くいってない。
映像作ってます、ダンスやってます、というだけでも、どんなテイストの作家かを知らないと、やはりコラボできません。

多くの大学や教育機関でも「映像」「舞踊」という学科はあるけども、その2つがクロスする場が実は無いのです。映像とダンスでは、クリエイションのプロセスも異なるし、使っている言葉も違います。そのためのコミュニケーション能力も必要になってくる。

様々な課題を解決するには、実際に集まってみて、作品を作ってみて、公開してみるのが一番なので、CS-LABを使って開催しようではないか、ということになりました。

というわけで、月1くらいのペースで、開催していきますので、参加よろしく。


この件のお問い合わせは、飯名(Dance and Media Japan/映画領域専攻 非常勤講師)まで。
メール office@dance-media.com

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