提案内容

「学生の手でもうひとつの大学を作るunUnversityの試み」
 
いよいよ新しい校舎CS-Plazaが完成します。そして大学にはもうひとつ新しい場所が出現します。みなさんが毎日食事するカフェテリア。新しい食堂がCS-Plazaにオープンすると、あの円形の建物は何もない大きな空間として残るのです。
その場所を、どう利用するか?私は、そこに学生が自分たちの手で「もうひとつの大学」を作り上げてほしいという、いささか無謀な構想を抱きました。
 あの広いスペースを拠点として、領域を越えた発表やシンポジウムを行う。制作やワークショップ、パフォーマンンスや音楽、ゲストを招いて自分たちの企画する授業を行う。学生が学生自身の手でそれらを企画し、運営する。そういうことは不可能だろうか?
学生の自主的な実験工房。それを仮にCS-Labと呼んでみたいと思います。2011年度のスタートへ向けて、私は学生のみなさんとCS-Labの構想を作り上げたい考えています。この構想に関心を抱いた人は集まってください。共に、刺激的な場所をつくり出すための話し合いを始めましょう。

-東京造形大学 学長 諏訪敦彦-

2010/11/04

机などない状態をベースキャンプに

本日のミーティング参加できません。そこで、CS-lab空間に一言。旧食堂を構成する机、椅子がセットされているのは、議論するにも少々邪魔になりませんか?。あの空間を多彩に使うには、”なにもない状態”をベースキャンプとするのがいいと考えます。それぞれのミーティングなどに合わせ、椅子を出したり、机を出したりと、使う人が空間を作り出すこと。使う権利のようなものを行使していくことですかね。

私は授業(視覚文化論と広告論)でCS-labを使っていきたい、いや、使う授業を試みていきたいと思うのですが、授業でも使えるようにしてください。今は、階段教室での授業。どうしても一方通行の授業になりやすいのですね。そこをなんとか変えてゆきたいのです。

旧食堂は天井高もかなりあるので、「やっちゃおう倶楽部」のようなスクリーン上映とか有効に使えるようですね。あれだけの円形空間はそうはありません。ローラースケートだってできるし、輪になってフォークダンスするもよし(私の学生時代は毎日ダンスパーティを大学内でやったものです。好きな女の子と踊れるとなると胸ドキドキとなりました)、ジャムセッションもよしですね。学生が主体となって特別授業のようなものをやるのもいいですね。先生方を対象にした授業など学生が試みるなんて趣向はなおいい。

唐十郎さんは、横浜国大で”唐ゼミ”を開き、ゼミ生とともに大学空間を路地劇場化させました。研究室には”畳”を入れ、そこで稽古(宿泊もしたそうで、ボヤ騒ぎの付録まであった)。そんなゼミが動き出すと大学は”平常”でいられなくなる。”平常”でいられなくなる(それは”祭り”の盛り上がりのようなもにに近い)状態こそ、大学という特殊な空間(”無縁””アジール=避難所”)だと思うのですね。

CS-labとともに、旧売店前のロビーやCSホール前のロビー、7号館と8号館の間の中庭も、その使い方を考えて連動させていきたいものです。
非常勤講師:大竹誠

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